あなたは最近、誰かと喜びを分かち合いましたか?
あなたにとって嬉しかったこと、あるいはあなたの仲間が嬉しかったこと。
組織の良さは、こうした誰かの喜びを分かち合えることにあるのかもしれません。
矢部輝夫氏の著書「奇跡の職場 新幹線清掃チームの働く誇り」の中に、
リーダーシップとは以下の要素を満たすことであると述べられています。
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・自分の会社のどこに解決すべき課題があるかをよく知っている
・その課題をどうすればいいかを考えられる
・みんなを説得し、納得してもらう能力がある
・みんなと一緒にその施策を展開できる心の広さを持つ
・課題が解決したならば、みんなとそのことを喜ぶ力を持つ
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課題を把握し、解決策を考える。
そして、それを自分だけで取り組むのではなく、みんなに取り組んでもらう。
そのためには、他者に動いてもらう力が必要です。
リーダーシップについて多くの人が考えることは、
課題解決までのプロセスについてであり、
結果以降についてはそれほど考えていないように思います。
考えていたとしても、結果に責任を持つことや、
結果を踏まえて改善案を考えるといった類ではないでしょうか?
もちろん、こうしたことも大切ではありますが、うまくいった時に、
課題解決に取り組んだ人々と一緒になって喜んでいますか?
何のためにリーダーシップを発揮するのか?
私たちはリーダーに何を求めているのでしょうか?
“みんなを喜びへと導く(lead)”
そんなリーダーがいま求められているのかもしれません。