「皆殺しの天使」と呼ばれていたココ・シャネル。あのシャネルの創業者です。
旧態依然としたものを壊していく姿勢から、そう呼ばれるようになったそうです。
例えば、喪に服す以外に着ることはなかった黒を初めてドレスに取り入れ、
日常のファッションにしました。
また、高価なアクセサリーを男性からいかに多く身につけさせてもらえるかが、
女性のステータスと考えられていた時代に、イミテーションジュエリーを発表し、
ファッションに対する新しい価値観を打ち出しました。
彼女が手がけたこのような商品は、大ヒットし、世間に大きな影響を与えました。
そのため、シャネルの商品を模倣して売り出す人達が現れました。
普通なら、大激怒しそうなシーンですが、彼女は違ったのです。
「私が作った商品を、世の中の人達が、本当に欲しがっている証拠である」と考え、
模倣されることを大いに喜んだそうです。
このような様々な型破りの行動の裏には、一貫した思考が存在していたのではないでしょうか。
ひとことで言うと、多くの人の捉え方とは、逆の捉え方をしていたことです。
黒い服は、喪に服すための服と捉えなかったからこそ、ファッションとしての黒い服が生まれたわけです。
女性のステータスは、高価なアクセサリーで決まる。
それはすなわち付き合う男性によって決まるという捉え方ではなく、自立した女性こそステータスが高いと
捉えたからこそ、女性が自由に買えるようにと、イミテーションジュエリーが生まれたわけです。
彼女が残した実績や生き方は、物事の捉え方を変えることによって、行動が大きく変わることを示しています。
周りの人と同じように物事を捉えていると、安心はできるかもしれませんが、行動も人と似たようなものに
なりますから、身の回りに素晴らしい変化が起こることは期待できないでしょう。
そして、この物事の捉え方というのは、トレーニングによって変えることができます。
私はこのトレーニング手法をセミナーや研修を通して提供しています。
つまり、誰にでもチャンスはあるということです。
彼女の生き方から学ぶことは、現代にも通用すると思いますので、
シャネルというブランドに興味がない方にも、下記はオススメです。
【 参考資料 】「ココ・アヴァン・シャネル特別版」 「シャネル
最強ブランドの秘密」