組織というのは、本当に面白いもので、しばらく所属していると良くも悪くも染まってしまいます。
入社した頃は夢や希望に溢れていたはずなのに、組織の現実を知れば知るほど、たくさんのことを諦めてしまう人が多くなります。
「まあ、仕方ないよ」という言葉をどれほど聞いたことだろうか。
そして、その言葉を何度受け入れたことだろうか。
私たちは、そのたびに物事の実現可能性を狭めていることになかなか気づかないものです。
目の前の仕事に追われているような状態であると、なおさら気づきにくいでしょう。
それは、ひいては自分の可能性を狭めていることに他ならないのです。
もし、上司や先輩、同僚などがそうしたことを指摘してくれたなら、自分の認識や思い込みを改めることができます。
あるいは、会社が研修などを利用して、諦めやすくなった自分や可能性を狭めている自分に気づかせる機会を用意してくれることもあるでしょう。
自分の可能性を信じることができれば、自尊心は高まり、夢や大きな志を持つ手助けをしてくれます。
自らの可能性に気づくチャンスは、誰にでも存在しているのです。
ただし、そのチャンスは、自分の可能性について深く考え、下記のような行動をした人に
より多く与えられるのではないかと思います。
1.思い込みに気づき、自分の可能性を信じる
日々の仕事を振り返り、いかに思い込みの多い日常を送っているかについて気づく必要があります。
つまり、「可能性を狭めているのは、上司でも会社でもなく、自分自身である」こと。
2.新たな刺激や異なる視点を取り入れる機会をつくる
いつもと同じ人、生活サイクルなど、同じ環境に馴染むことは、心地がいいものです。
しかし、行ったことがない場所に訪れるとか、初めての経験などをすることで、自分の意外な一面を知ることが できるかもしれません。そうしたことが、自らの可能性に気付くヒントとなることもあります。
3.誰かに相談する
2の異なる視点に関連するのですが、自分の考えや悩みについて相談できる相手がいると、自分とは違った意見がもらえるかもしれません。
あるいは、激励やアドバイスを受けて、自信を回復することもあるでしょう。
考え方の違いは、自らの思い込みに気付くことができるチャンスにもなります。
4.一人の時間をつくる(情報を遮断する)
本を読むことや一つのことを考えるなど、一人の時間を意図してつくることによって、たくさん情報や刺激を遮断することができます。それは、自分を見つめ、思考を深めることに繋がりますので、思わぬ可能性を発見する機会になるのではないかと経験的に感じております。
自らの可能性に気づくチャンスは、誰にでも存在しており、自らが信じる限り、
いくつになっても存在するのではないかと思います。