今日は、少し堅い内容となりますが、お許しください。
業績の低迷やワークライフバランスの推進などの要因で、一人当たりの残業時間削減を目指す企業が
増加しているようです。
しかし、一日の労働時間が減るからといって、仕事量が減っているかと言えば、
そうはなっていないのが現状です。
そのため、一人ひとりの生産性向上が、より一層求められる時代になっていると言えるのではないでしょうか。
実際に、タイムマネジメントや業務手順の改善などによる効率化を推進することによって、
生産性を上げようとする企業があります。
一方、発想力の向上やイノベーションの深耕を通して、付加価値を増大させて、生産性を上げる企業もあります。
ただし、それらを実践するのは“人”であることを忘れてはなりません。
設備投資によって、生産性を向上させることもできますが、どれだけ機械化できたとしても、
人が携わる部分を無くすことはできません。
ですから、個々人の仕事のパフォーマンスが、組織全体の生産性に関わってきます。
例えば、モチベーションは、分かりやすい例ですね。
みんながやる気に燃えている集団と、早く定時が来ないかと思っている集団とでは、
組織の生産性はどちらが高いか明らかです。
とはいえ、常にやる気に満ち溢れている人などおりません。
モチベーションが高いときもあれば、低いときもあるでしょう。
モチベーションがパフォーマンスに影響を与えることは、体験を通じて、
学ばれた方も多いのではないでしょうか。
また、ストレスがパフォーマンスに影響を与えることについては、前回のメルマガで書きました。
前回メルマガ vol.6 < あえてストレスをかけよう >
モチベーションやストレスによるパフォーマンスへの影響を理解し、自分で調整することを目指して、
モチベーションコントロールやストレスコントロールという言葉が生まれました。
こうした様々な精神的な要素によるパフォーマンスへの影響をコントロールすることが、
メンタルマネジメントに対する私の解釈です。
昔は「気合だ!根性だ!」で片付けられていた精神論ですが、科学的研究が進んでいる現代、
各自がこれを改めて見直す必要が来ているのではないでしょうか?
多くの人が、精神的要素に対する認識を改め、コントロールする術を身に付けることが出来れば、
まだまだ生産性は上げられるのではないかと考えています。
それだけでなく、みんなが精神的に安定し、元気に働くことができる。
そんな職場が増えることを願って、メルマガやブログ、ツイッターなどで情報発信しています。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。